朝、いつもの待ち合わせ場所で・・・




Kiss?





「不二君おはよー!」
「おはよう。・・・あれ?髪がはねてるよ?」
「え?うそっっ」


私、と不二周助は毎日こんな感じに過ごしております!
どっからどう見てもラブラブなカップルですよ!


「ほら・・・綺麗に戻ったよ?」




たとえ彼氏が黒魔術を使えてもね!!


「あ、ありがとぉー・・・本当だ。はねてた形跡もないよ・・は、はは。」


感心お恐怖を覚えながら鏡を見ていた
ふと、鏡に不二が映り、あることに気がついた。

「ん・・・?あ、不二君。口が切れてるよ?大丈夫?」

不二の下唇からは、乾燥して切れてしまった傷から血が少し出ていた。
にそう言われると、不二は手の人差し指を唇に持っていき、そっと触れた。


そんな仕草にもドッキドキ(死語)な私はどうしましょう・・・!!

「あぁ・・本当だ。でもほとんどもう乾いてきてるね。
・・・あ、今日はリップを忘れてきちゃったみたいだ。」
う〜ん。と、困った顔をする不二。

そ、そんな顔しないで下さい!!も、萌え・・・!!(危険
不二君を悩ませるなんて・・!!私が何とかしなくちゃ!

「じ、じゃあ貸そうか?・・・・ままま、まって!今のなし!り、リップだよね!うん。そうだよね。誰かの使ったのなんて使えないよねっっ」


何言い出してんだぁ〜!!馬鹿か私は!!
不二君がそんなの使える訳ないじゃん!ってかむしろ私が今後つかえなくなるじゃん!!!

「え?僕なら気にしないでよ。
よかった。、リップ持ってるんだね。貸してもらっても良い?」
「え゛・・。」

どうしようどうしようどうしよう・・・・!!!
私も結構使うから今貸すと今日使えなくなるよね・・。
いや、使えることは使えるけど不二君の使ったのは・・・無理だろ!!
今から買いに行くのも出来ないし・・・・

「貸してくれる・・・よね?」

ぎゃぁーーー!!そんな笑顔で頼まないで下さいよ!!
そんな風に言われたらさ・・・


「い、いいよ・・。」

OK出しちゃうじゃん!!!!ってかもう出してるし!!
うぅ・・しょうがない・・あとで買いに行けばいいよね・・。
今日は我慢だ。うん。

そう思いながらポケットに入っていたリップを不二に渡した。

「ありがとう。」

私こそ貴方の笑顔をありがとう!!!(壊
不二君の使ったリップは私の宝物になるわ!!


「うん。これで大丈夫かな?・・・あ、これってと間接キスってことだよね?」

とぼけた顔して核心に触れてきたね!!!
私が思ってることわかってるのかコヤツ・・・!!(汗

「でも・・・僕だけだとなぁ〜・・・。も使ってよ。ね?(ニコッ」
「え!!?使うの!?私が!?」
「だって。元々はのでしょ?これ。」
そ、それはそうだけどさぁ・・・。
いや・・勇気いるよ?使うの。

「ち、ちょっとそれは・・」
「使ってね?「は、はい!!」

・・・・黒いっっ!!黒いよ!!!!

爽やかな笑顔の後ろにどす黒いものが見えるよ!!
って、ちょ、ちょっとまて!
い、今!!!

「そう!じゃあ早速使ってね!」

了解してしまったぁーーー!!!
無、無理だよ!!
か、間接・・・・・・・。うわぁ。

「んー・・・。そこまで否定されたらなぁ・・・しょうがないね。また今度ね。」
「う、うん。」

白に戻ったよママ!!
後回しでも何でも今じゃなくなってだけいいと思おう!うん。

ってあれ?今、声に出して否定したっけ・・・?


・・・・・・・・・・ぬうぉわあ!!!

「もうちょっとマシな叫び声は出来ないのかなぁ・・。」
「ま、また読んだね!!(ひょえ〜」
「・・じゃあ学校行こうか。」

か、かわされた・・・・。
なに?!私めちゃくちゃ振り回されてない!?
・・・・そ、そうだね。不二君の心優しいお言葉にケチつけるなんてまさかする訳ないじゃんね!!
そんな事しないから・・・・・だからそんな黒い笑顔でこっち向かないで下さい!!!!(必死

「っよし。行こうか!」


頑張れ〜!!(泣)
と自分を慰めながら歩き出した。



「・・・?どうしたの?」

急に不二が立ち止まったのでどうしたのかとも立ち止まる。

「んー。忘れ物、したみたい。」
「え!?うそ!早く取りに戻らなくちゃ!!今ならまだ間に合うから!」


「うん。取りに行くから、ちょっと待って。」

慌てて走り出そうとするを不二が止めると――――・・・













「うん。OK。さぁ行こうか。」


そこから学校まで、2人は一言も話さずに歩いていった。
爽やかな笑顔の不二に手をひかれながら歩くの顔は、誰が見ても分かるくらいに赤くなっていた。






―――――――

紫苑ちゃんごめんなさいー!!
ギャグっぽくするのって難しいんですよ(汗
紫苑ちゃんが好きそうなのにしようとしたのですが・・・撃沈しました(泣
おまけに予定より思いっきり遅くなってしまって・・!!
本当、頭が上がりません・・。
こんな物でよろしければ・・どうぞ。

このドリは紫苑様のみお持ち帰り可です。

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ぐぉおぉお!!(吐血)
いやAモロ好みでございます・・・!!
読心術万歳wかっこいいーww
素敵な物をありがとうございました!!
またよろしくお願いします(笑)



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