2年'sと交流しよう!!〜前編〜
「ちょたーろ!」
「あ、こんにちは先輩!」
つい最近からマネージャーになった先輩。
違う世界からやってきたらしいけど、そのせいなのかそれとも関係ないのか・・
どっちにしろ周りに居る女子とは違った感じです。
「何かご用ですか?先輩。」
「うん!遊ぼう!!」
「え。」
「親睦を深めようと思ってさ!」
「親睦…ですか?」
「うん!なんか二年生とあんまり絡んでないからさ!だから遊ぼうぜちょったろ!!」
笑顔でそんな事を言う先輩。
ああ、なるほど…もはや思考が普通じゃないんですね。
でもこういうとこがいいんだと思います。
「あれ、それじゃあ跡部先輩達とは?」
「…跡部達とは嫌というほど絡んでるわ。くっそあいつらいつか絶対シメてやる…」
先輩は跡部先輩達とよく喧嘩をする。
理由というのはくだらないことなんだけど、先輩にプロレス技をかけてる時の跡部先輩は凄く楽しそうです。
「だからさ、日吉と樺地も誘って遊ぼう!!」
「でも先輩、部活は…」
「跡部に許可とってきたから大丈夫〜♪」
「跡部先輩が!?よく許してくれましたね…」
「う、うん。まぁ私の手にかかればさすがの跡部もね!様には頭が上がりません!みたいなね!アハハ…!!」
…嘘つくのヘタだな先輩。
まぁ たまにはいいかな、と思ってる自分がいることに少し驚く。
きっとそうさせてるのは先輩がいるから ですかね?
「それでね、樺地は跡部付近にいるだろうから途中で拾って―…あとは神出鬼没な日吉が問題だ」
神出鬼没…なんかレアなモンスターみたいだな、と思った。
そして先輩が最初に進んだ先は部室。
・
・
・
ガチャ
「きのこっのっこーのこ元気な子ーおしたーり足フェチぶなしめじっ!ヘイッ♪」
バァン!!
「なんですかその歌。先輩、ロッカーの中に日吉はいないと思いますけど…」
「甘いなちょたろ。その裏をかいているに違いな…あ、跡部のロッカーだ。納豆入れとこ。」
「せ、先輩ダメですよ!!怒られますって!」
「なによ!からしとネギならちゃんと入れたわよ!!ハッ・・!ししゃも?ししゃもがないから不満なのね!?」
「そういう問題じゃありません。」
「チッ…じゃあ次は忍足のロッカーにメイド服を…」
「ほーう…。ええ趣味しとるやん、」
「でしょ?でもナース服も捨てがた……おおおおちたり!!」
…先輩はどこまで手がかかるんだろう。
「逃げますよ先輩!」
「え」
「ちょお待ちぃ!!」
――――数分後
「ゼー…ゼー…」
「いやー驚いたねー!喜ぶと思ったんだけどなー」
「あ、あれだけ走ってなんで息切れしないんですか…。」
「フッ。鍛え方が違うんだな…。あ、そうそう日吉探さなきゃ!!」
そう言ってまた走り出す先輩。
「ま、待って下さ…!」
やっぱり練習に出ればよかった、と今更後悔。
跡部先輩も苦労するな・・・。
こうして日吉を探す旅は後編に続く。
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ヒロインに振り回されるちょた・・哀れ!(オイ
後編は日吉視点で書きます!