そんなわけで、登校1日目。
初日
「行ってきまーす」
返してくれる人は勿論いないけどなんとなくいつもの癖で言ってしまう。
下に降り、無駄に豪華なマンションを出るとかなり長い車があった。
こんな車乗る奴っていったら・・・
「お遅ぇよバーカ。」
「すんません急いでるんです。ほんともう薔薇の押売りとか結構ですから」
「ひいてやろうか」
「だってなんなのよ急に!!朝っぱらから目に痛いのよあんた。」
「・・樺地」
「ウス」
「は?何?・・ってぎゃああああああ!!!」
はい。なぜか樺地に担がれました。
何がしたいんだこいつら・・!!
「ちょっ・・!!パンツ!!パンツ見えてるよ絶対!嫁に行けないぃい!!責任取れよ跡部。」
「見る奴いねぇから安心しろ。」
「ふざけんなぁあ・・!!」
*
えー。その後車に乗せられ学校に着きました。
送るなら最初からそう言えよ。
素直じゃないんだからなぁ・・。
「でもそこが好きw」なんてとち狂ったことは決して言いませんがね。
そして今からクラスに入ります!誰が居るかなー♪
「緊張しなくていいからな。じゃあ入って挨拶しろ。」
「はい」
簡単に済ませよっと。
ガラッ
「初めまして。です!よろしくお願いしま・・さぁあああああ!!?」
口の端をつりあげて笑ってこっちを見ていて、そんな顔でさえ美しい男。
な・・ななななんで跡部が居るんですか。
私の腐れENJOYライフをおくる夢はどうなるんですか!!
「お、おい、どうしたんだ?」
「は・・ひゃいぃ!!すんませ!なんでもないです!」
「ならいいが・・じゃあの席はそこな。」
そう言って先生が指した方は・・
跡部の隣でした。
「・・なんであんたがここにいんのよ。私はがっくんとかジロちゃんを求めてたのに!」
「俺が止めないで誰がテメエを止めるんだよ。」
「何よその私が暴れるよう言い方。信じられない!!マジで人類?」
「喧嘩売ってんのかテメェ」
「そこ、私語は慎め」
*
その後、視線が痛いし友達ができるか不安でしたがさっきのやりとりを見てた人達が
興味を持ったみたいで話かけてくれたりしました。嬉しいんだか悲しいんだか・・!
そして授業が全て終わり放課後、
「オラ、部活行くぞ」
「・・は?なんで?」
「マネージャーだからに決まってんだろうが」
「あぁ!忘れてた☆そうそうがっくん達のお世話しに行かなきゃ!!」
「練習の邪魔だけはすんなよ。」
「おう。任せろ!!」
はい。前言撤回します。
つい先程興奮のあまりコートに乱入しました。えへ☆(えへ☆じゃねぇ
だってがっくんとかちょたとか可愛いんだもん!!襲いたくならない方がおかしいわ。
仕事はドリンク作りや日誌などなど。日誌にはがっきゅんへの愛をつづりました。キャーw
コートに目を向けると懸命に打ち込んでるレギュラー陣の姿。
なんだかんだ言って皆頑張ってるんだなぁ・・。汗だらけで凄い練習量をこなしているのがよくわかる。
「・・こりゃ負けちゃいられないな」
・
・
「皆お疲れ!!はい、どうぞー。」
1人1人にそう言うと、洗濯したタオルと作ったドリンクを渡す。
「おう、サンキュ」
「ありがとう」
「・・どうも」
えへへなんか嬉しいなー!これでこそ青春だ!うん!
「よお、ちゃんとやってるみてぇだな」
1人ニヤついてると跡部がわいてきた。
「まぁねっ!いやーなかなか楽しいよ☆」
「ククッそりゃよかったな。まぁ頑張れよ」
跡部はそう言って笑うと、私の頭をポン、と軽く叩いて去って行った。
・・・なななな何ですか今の。うおー!!
マネージャーやっててよかった・・!!儲けモンですよコレ!!(ムードぶち壊し
その後のことは思い出したくもありません。
「テメ・・ドリンクの中に何入れやがった・・・。」
「え、いやー勢力づけに生卵とにんにくとスッポンの生き血をば・・やっぱまずかった?」
ゴキバキベキッ
「ぅぎゃあああああああ!!!!!いってぇえええええ!!ちょ、ギブ!!ギブだって跡部さん!!
体変な方向にまがってるから!!」
ちなみにコートには倒れた部員達が散乱してたそうな。
・・普通に作ったつもりだったのになぁ。
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うっわ。ギャグにするつもりがちょっと甘入っちまった・・!!