「ねぇ・・アンパンマンの顔ってどこに行くの?」



「・・・は?」





アンパンマンの飛んでいった顔の行方






立海テニス部、いつもの部活でのこと。




「だからさぁ、アンパンマンの顔飛んでくじゃん!ピューって!」

知るか。・・お前はいつも唐突なんだよ。」

「ブンちゃんのばーか。」

「なんとでも言いやがれぃ」

「アホ、デブ、単細胞。あんたなんかブン太じゃなくてブタよ!!

「・・傷ついたんだけど。」



マネージャー。趣味はレギュラー陣遊ぶことである。



「何話してんっスかー?」

「あ!赤也ー!ブンちゃんじゃ話になんなくてさー」

「どう答えろっつーんだよ」

「お黙り!!飛べないブタはただのブタなのよ!!

「それは酷いんじゃないっスか。あ、ほらジャッカル先輩にあたってる。」

「ほっとけ。それよりさ、飛んでったアンパンマンの顔ってどうなるのかな」

「さぁ・・チーズだかポチだかの餌になるんじゃ?」

「ダメだな少年!夢がない!!」

「このことを考える時点で夢も何もないんじゃないスか。」


「それよりお前らこいつどうにかしろよ」


そう言って現れたのはジャッカル桑原氏。
職業・・マサイ族(父親は確か無職ってファンブックに・・!)
片手には不機嫌なブンちゃんを連れております。


「だってブンちゃんが悪いんだもん。真面目に考えないから・・」

「大体なんの話だよ。」

「アンパ・・あ、ジャッカルってアンパンマンに似てる・・!!」

「「「はぁ!?」」」

「ほら、色的にも可哀想な後頭部も愛と勇気だけが友達なところも!

「・・・」

「「・・ドンマイ」」

「ねぇジャカパンマン、腹減った。その顔分けてー」

「それは・・グロイんじゃないっスか?」

「やめとけって。食当たりおこすだろぃ」


「なぁ、お前らツッコミどころ間違ってない?」


「っていうかジャッカルがアンパンマンならブンちゃんはジャムおじさんじゃん!!」

「・・何でだよ」

「ほら、ガムおじさんみたいな感じでちょうどいいよ!!」

「お前俺をなんだと思ってんの?」


「何をやっとる!」


はい出た。こう見えても一応中学生やってます。老け顔真田。


「真田は・・アンパンマン知らなそうだからいいや。」

「な・・!アンパンぐらい知っている!」

ハッ!ほら、無理しなくていいって。」


鼻で笑いつつそう言うと真田を見下す
どうやらお気に召さないようだ。哀れ真田!


「じゃあ俺には教えてくれるん?」

「仁王ならいいよ。あのね!アンパンマンの顔ってどこに行くと思う?」

「・・相変わらず面白いこと考えるのう。」


そう呟きながら周りをチラ、と見ると「暴走を止めてくれ」と言わんばかりの
視線がおくられてきた。


「・・どっかに落ちて犬に食われとる、とかはどうじゃ?」

「あー・・面白味に欠けるけど力説だねぇ。さすが仁王!」

はどう思うん?」

「んー?あたしはねぇ、どっかに落ちて腐って終わるんだと思うよ。


「・・そうか。」

「うん!」






お前の話が一番夢がねぇよ。と思った一同でした。

・・良い子は深く追求しないように!










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初めて書いた立海夢!全員出せなかったな。
私的にチーズの餌説が有力だと思う。