最近私がハマっていること。
それは―――――・・・・



夜更し




「お、きたきた。おっしーってホントメール打つの早いよね。」

最近の日課は、夜遅くまでメールしたり、パソコンやったり・・・・。
何かとストレスたまってるもんでね。
部活(といってもマネージャーだけど)や勉強ばっかりで友達と遊ぶ時間も少なくなってきた、このままじゃ死にそう・・・(ぇ
そこで考えたのが、睡眠時間を減らしてその分自分の好きなことを出来る時間にする。
朝がキツいけどしょうがない・・・。


そんな事になってから一週間がすぎた。



「うわーーーー此処のイラストすっごいうまい!!よし、明日華月にも教えてやるか。」


いつもどおりサイトを巡っているといつのまにか3時がすぎていた。

「うっわ・・・。やべ、明日1時間目から体育じゃん!今、長距離なんだよね――・・・。あんのクソハゲ先公が・・・。そろそろ寝るか。」
その日は結局3時過ぎに寝た。



次の日の朝。

ただ今7時20分。

私は男テニのマネージャーをやっているため、朝練にも出なければいけない。

んで、朝練の始まる時間は・・・6時30分から。

「あっはっは!!完璧遅刻ってやつですか!!・・・って笑ってる場合じゃねぇYO自分!!跡部に殺される!!」


その後、朝食も取らずに家を出て走ったが着いた頃には朝練は終わっていた。


「あーーーーーーーとべーーーーーー!!スマン遅れたっっ!!」
てめぇ・・・・今何時だと思ってやがる・・・」
「いやいや7時40分ですよ。ついに時計までよめなくなったの?跡部。あ、おはよーおっしー。」
「おはよーさん。昨日はおもろかったなぁ。またメールしよな♪」
「うん♪ヒマな時はメールしてよ!」
「もちろんや。じゃ、そろそろ授業始まる時間やからまたな。」
「じゃぁねー!行こー跡部。・・・・ってあれ?跡部?」
振り返ると既に跡部はいなかった。
「・・・薄情なやつ・・・。まぁいいやー着替えよ。」


着替えが終わり、友達と喋りながらグランドへ向かうと、皆集まっていた。

「今日も長距離やるぞーー。2人ペアを組んでグランド5週。いつも通りやれ。」

「先生の指示が出ると、皆動き出した。」

私は華月とペアをくみ、最初に走ることになった。

―――――――走り出してから3分。

うわーーー・・・なんかフラフラする・・・。
ってか、気持ち悪い・・・。

ほっとけば治るだろうと思って走りつづけたがさすがにヤバくなってきた。
目の前がだんだんぼやけてきて、次の瞬間、体の力が抜け、倒れそうになった。

地面に倒れるまであと少しのところでなにか体が較くなり、聞きなれた声がした。
―――――――・・・誰?



目が覚めると、そこは知らない場所だった。

・・・なにここ。ホテルのスイートルーム!?

体を起こそうとすると、何か重みを感じた。

何だろう。と思って重みを感じたほうを見ると
・・・・跡部がいた。

「うぉわっっ!?」
「・・・お前もうちょっと色気のある声は出せねぇのかよ。おせじにも女の声とは言えねぇぜ。」
「余計なお世話。何でここに跡部!?ってかここどこ!?」
「アーン?何寝ぼけたこと言ってやがる。俺様の家に決まってんだろ。」


・・・・ワンモアプリーズ
このおぼっちゃま今何て言った!?

固まっている私を見て跡部が話しつづけた。

「お前が倒れそうになった瞬間、俺が支えたんだよ。」

あーーー・・そうだったんだ。
じゃああの時の声は跡部だったわけか。

「そりゃどうも・・・。で、何で私が跡部ん家にいるわけ?」

すると、跡部は待ってました。とでもいうようにニヤリと笑った。

次の瞬間、跡部に壁に押さえつけられていた。

「なっ・・・!?何すんのよ!!」

突然のことで驚いて状況がよく読めなかった。
とにかく顔!!顔が近い!!
そんな事を思いつつ顔を赤くしていると、跡部が口を開いた。

「いいから俺様の質問に答えろ。昨日、忍足と何を話してた?」
「な・・・何で!?どーでもいいじゃん!!」
「どうでもいいなら答えられるよなぁ?・・・言えよ」

ヤバイヤバイヤバイ!!昨日話してたことは好きな人のことの相談であって・・・つまり跡部で・・・。

「こ、校長のヅラについて「真面目に言え」

怖いよママン!!てか、顔近づいてきてるって!!
しょ、しょうがない・・。

「・・・相談。」
「何の相談だ。」
「う゛・・・こ、今後の榊の接し方につい「テメェ・・・口塞がれてぇのか?」

マジメに怖い・・・。やべ、涙目になってきた・・・。

「・・・相談なら俺が聞いてやるから言え。他のやつに構うんじゃねぇよ・・・。」

「や・・やだ。」
そう言ったとたん、跡部の顔がひきつった。

あちゃ――・・・。やっちゃった。目が怖いもん・・・。

怒られるかな、と思いドキドキしていると予想外の反応だった。

「・・・他のやつには言えて俺には言えねぇのかよ・・・。悪かったな。」

跡部はそう言うと立ちあがってその場を去ろうとした。

・・・そんな筈じゃなかったのに・・・!!

「あ・・・跡部待って!!あ゛ーもー・・だから・・ぁ、跡部が好きなの!!おっしーにはその事を相談してた訳で・・・。」


うわ――言っちゃった・・・。グッバイMy青春!!
どんな反応をしているだろうと思い、跡部のほうを見てみると・・・・笑っていた。

「クク・・・言うのが遅ぇんだよ。バーカ。」
「んなっ!?き、気づいてたの??」
「ハッ!俺様のインサイトをなめんじゃねぇよ。」

は・・・ハメられた!!く・・・屈辱・・・。

「・・・じゃ、そういうことで・・・。」

さり気なく逃げようとすると、抱きしめられ、耳もとで囁かれた。

「俺も好きだぜ・・・?・・・。」



その後も続く夜更し。
もちろんメールの相手は

跡部景吾・・・・。


fin





―――――あとがき☆
甘!!甘いよお●わさーん。糖尿病もんですNe。コレ。
攻め跡部を書こうと思ったんだけどね・・・。
作者の変態的思考回路&夜中に書いてたもんで頭がトリップしてて
こんな作品になりましたーーーー。
逝ってよし!!ですね。
まぁがまんしてやって下せぇ。

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